🌸 風が吹けばディーヴァが走る──マスクトディーヴァ喜劇譚 第18話

🌸 風が吹けばディーヴァが走る──マスクトディーヴァ喜劇譚

🌩 第18話 スタッフ全員「今日のディーヴァ、嵐の化身では?」

ローズSから一夜明けた朝。
ちびディーヴァは、いつもと違う雰囲気をまとっていた。

妙に堂々としている。
歩き方も、視線も、耳の角度さえも、
「昨日の私は本気だった」 と語っているよう。

他の馬たちが自然と距離を置くほどのオーラ。

スタッフは震えながら囁く。

「昨日の雷鳴、まだ耳に残ってる……」
「今日のディーヴァ、嵐の化身じゃない?」
「いや、もう“嵐そのもの”だよね」

ディーヴァ本人はというと、
ツンとした顔で草を食べている。

……が、
時々ふにゃっと デレ顔 が混ざる。

そのギャップにスタッフ全員が混乱。

「え、今デレた?」
「いや、嵐の化身がデレるの反則でしょ」
「ツンとデレの落差で天気変わりそう」


🌪 練習──鋭さが増している

その日の軽い運動。
動きが明らかに鋭くなっていた。

脚の回転が速い。
体のバランスが完璧。
風を切る音が、昨日よりも深い。

風が吹くたびに、
“嵐の気配” がする。

他の馬たちはそっと避ける。

「今日は近づかないほうがいいよ……」
「昨日の雷、まだ残ってる……」

スタッフはついにメモを取り始める。

《本日のディーヴァ:嵐注意報》


🌩 本人は気にしていないが…

ディーヴァ本人は、
周囲のざわつきをまったく気にしていない。

ツンとした顔で、
「別に普通だし」
と言わんばかり。

でも、
スタッフが褒めると──

ふいっ とそっぽを向く。
耳が赤い。

完全に照れている。

スタッフ全員、確信した。

「嵐の化身なのに照れるの可愛すぎる」
「いや、これもう“嵐の歌姫”として完成してる」
「存在感が別格になってきた……」


🌩 嵐の歌姫、確立

ローズSの雷鳴を経て、
ディーヴァはただのツンデレ娘ではなくなった。

風が吹けば空気が変わり、
走れば雷が落ち、
デレれば世界が静まる。

嵐の歌姫──その名が、
この日ついに牧場で確立した。

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