​👑 ✨ 『レオン狂想曲〜それでもあなたが好きだった〜』✨ 👑 第24話

​📖 第24話|侵食する暗視カメラ(日常エピソード)🤝📹🌸🖤

​秋晴れの心地よい陽光が注ぐ帝都イベントホール……会場内は、帰国初戦で見事に復活勝利を飾った「黄金の王」を一目見ようと集まった超満員のファンによる熱気で沸き返っていました!

​この日は、秋の戴冠式を前に開催されたファンクラブ限定の『レオン様・感謝の特設握手会』の当日!

​イベント開始前、特設ステージに「黄金の王」レオンが姿を現した瞬間、会場全体を揺らすほどの黄色い悲鳴と地鳴りのような歓声が巻き起こりました!

​「キャーッ……!! レオン様ーっ! お美しい……神々しすぎるわーっ! ✨💖」

​眩いスポットライトを浴びたレオンは、胸に静かに手を当てて優雅に一礼してみせると、どこまでも甘く輝くロイヤルスマイルを浮かべました👑✨

そして、客席の隅々まで見渡すようにゆっくりと指先を滑らせ、可憐な投げキッスと手を振るファンサービスを惜しみなく振りまいたのです👋✨💋

​「ううっ……見ているかつよし……っ! 😭✨ 握手会前のあの完璧すぎるファンサービス……! 『自らを愛する民へ、等しく最高の光を与える』という圧倒的な王者の気品が、全身から眩い後光となって溢れ出しているのだ……っ! なんという尊い佇まいなのだ……っ! (特設VIP席の最前列で高級シルクのハンカチを目頭にあて、感涙の号泣を上げる金条オーナー)」😭👏✨

​一方、握手レーンの傍らでは、法律の知識に長けたスタッフ・本郷尊(ほんごう たける)が、厚い六法全書を腕に抱え、眼鏡の奥の瞳を光らせて藤波宿舎長へ真顔で詰め寄っていました!⚖️📘✨

​「ご覧ください宿舎長! ファンとの物理的接触を伴う握手会における身体拘束時間および対人距離ですが、民法第709条の不法行為予防の観点からも、1人あたり3秒以内の厳守が必須です! 規定時間を超過した接触行為に対しては、即座に歩行権の制限を行わねばなりません! ⚖️📘✨」

​「その通りだ尊! 😭👏✨ 見よあの澄み渡った空気! 尊の言葉は、『ファンとの交流においても我が藤波宿舎の伝統マナーを以て気高く振る舞い、全員に特製ポエムカードを配布せよ』という伝統訓示を、最高の美学で実証してくれている証に他ならない……っ! 涙でカードの墨が滲んで読めん……っ! 😭✨」

​「待ってください宿舎長! ポエムカードの配布ではなく民法上の接触管理論です! 宿舎長訓示と六法全書を一緒にしないでいただきたい! ⚖️🔥」

​「言わずとも分かっている! つまり『明日からの全寮生朝食メニューに、長時間の接客疲労を極限まで除去する特製ブルーベリー&アロエジュースを追加せよ』という深遠なメッセージだな……っ!? 今すぐ厨房へ指示を出してまいる! ✊🔥✨」

​「(……あの、お二人とも? 握手会のタイムスケジュール管理作業がまだ途中でございますけれど…… 🌸💦)」

​そして——ファンサービスに沸き立つ客席から、ついに握手レーンのトップバッターとして躍り出てきたのは、ファンクラブ代表の浜崎葵(はまさき あおい)でした! 巨大なデコバッグと新作の重厚ハンドメイドグッズを腕に抱え、感涙の大叫びを上げながらレオンの前へ突撃します!📣✨

​「きゃああああっ……!! レオン様ーっ! 復活勝利の祝福と日頃の愛を込め、私が徹夜で金糸刺繍を施した『レオン様顔写真入り特製・暗視デコ抱き枕』と『愛の特製デコうちわ』を作成してまいりましたわーっ! どうか受け取ってくださいませーっ! それと……キーッ! 後ろにいる専属マネージャー! いつもレオン様のすぐお隣でちゃっかりお茶なんて淹れちゃってズルいわ……っ! 私の愛のハンドメイドグッズのほうが上なんだからーっ! 📣✨😭👏(感涙で号泣しながら熱烈な愛と対抗心をぶつける葵)」

​抱き枕にびっしりと敷き詰められた自分の顔写真の圧に、レオンは一瞬だけアンバー色の瞳をパチクリとさせ、密かに固直して困惑の表情を浮かべます👀💦

​ですが次の瞬間、すぐさま完璧なロイヤルスマイルを取り戻すと、葵の両手をやさしく包み込むように握り締め、後ろに控える楓へ向けてどこまでも上品で甘い声を響かせました👑✨

​「ありがとう、葵さん。君の熱い情熱にはいつも感謝しているよ。……あ、それからね、葵さん? 彼女は専属マネージャーではなくて、僕のフィアンセの楓さんなんだ。僕の……とても大切で特別な人だよ👑✨」

​「……え? ふぃ……ふぃあんせ……ッ!? 🌺💦」

​雷に打たれたように固まる葵!

​レオンのあまりにも甘く、そして深すぎる眼差しが楓へ向けられているのを目撃した瞬間、葵の頭の中で「マネージャー」という認識がガラガラと音を立てて崩れ去りました!

​「マネージャーじゃなくて……婚約者ぁぁぁぁッ!? ギャアアアアッ……!! 尊すぎる……っ! 勝ち目ゼロ……っ! でもレオン様が幸せなら……いやでもずるい……でもお似合いすぎて尊いぃぃぃッ!! 📣✨😭👏(複雑すぎる狂乱のオタク心で叫びながら、感涙の悲鳴とともに警備スタッフにやさしく連行されていく葵)」

​「(……まあ、葵様、凄まじい衝撃を受けていらっしゃいますこと…… 🌸💦)」

​大混乱のまま連行されていく葵を見送りながら、上品に冷や汗を拭い、苦笑いを浮かべる楓🌸💧

​一人でVIP席から熱い視線を送って感動完結している金条オーナー、相変わらず明後日の方向へ走っていく宿舎長&法律論を語る尊、そして「フィアンセ」の衝撃で崩れ落ちながら連行される葵。

​噛み合わない熱量で盛り上がる大人たちを見送りながら、上品な秋物ドレスの裾をそっと整えた楓は、受皿に載せた温かい特製ハーブティーを持って、ファンの前で完璧な「黄金の王」として神対応を続けるレオンの元へ歩み寄りました☕️🌸

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